今回は、私が庭で植えているグラウンドカバーを3種類ご紹介します。どれも肥料なし、水やりなし、植えっぱなしで元気に育ちます。
生育はとても旺盛ですが、除去するのが簡単なので、試しに植えてみても良いと思います。
ロンギカウリスタイム

最初にご紹介するのはロンギカウリスタイム、私の一押しグラウンドカバーです。4月に咲き始め、つぼみから満開までの間、1ヶ月くらい楽しめます。
このグラウンドカバーの良いところは、満開時の花が本当にきれい、びっしりと密に咲きピンクの絨毯になります。
そして、蜜になる葉は、雑草が生えるのを抑えます。根で増えるドクダミや球根などは、どうしても生えてきてしまいますが、それでもかなり抑えられている方で、この庭のグラウンドカバーでは雑草防止植物ナンバーワンです。
敷き石の周りに植えていますが、多分、そのまま踏んでも大丈夫そうです。近々、小道から敷石をなくし、ロンギカウリスタイムの上をそのまま歩くようにする予定です。
手入れは冬に短く切るだけです。芝刈りバサミで簡単に切れるので、量のコントロールがしやすいです。
冬の間は少し茶色くなった葉が土を覆います。
暖かくなると新芽が伸びて蕾をつけます。ツボミが少しピンクがかってくると、満開を想像してワクワクが止まりません。

もしも今、花壇に隙間が空いていたら、是非、ロンギカウリスタイムで埋めてみてください。
なんか違うな、と思っても大丈夫。簡単に抜き取れます。来年の春に花が見れるよう、秋のうちに沢山仕込んでおいてくださいね。
花の美しさ ★★★
葉の美しさ ★☆☆
雑草防止 ★★★
踏圧性 ★★★
コントロール ★★★
ディゴンドラ

葉の美しさナンバーワンのダイコンドラ。柔らかい雰囲気の葉が魅力的です。残念ながら花は楽しめませんがこの葉の美しさだけで十分です。
実はこのダイゴンドラ、こんなに生い茂るのに3-4年もかかっています。もうほとんど忘れかけていた今年の春、急成長を始めました。夏の間はその葉を縮めて暑さにじっと耐えていたようですが、秋になり、急激に勢力を広げました。
かなり密に育っているように見えますが、結構隙間から雑草が生えてくるので雑草抜きの手間があります。
生育旺盛ですが、簡単に抜き取ることができるのでコントロールしやすいです。
繊細そうに見えますが、結構踏んでも大丈夫です。座ったり踏んだりするとすると葉が倒れますが、翌日には復活しています。私が週に数回、ガーデニングをするくらいだったら踏んでも大丈夫そうです。
花の美しさ ☆☆☆
葉の美しさ ★★★
雑草防止 ★☆☆
踏圧性 ★★☆
コントロール ★★★
リッピア

次にご紹介するのはリッピア、ヒメイワダレソウとも言います。こちらのグラウンドカバーのおすすめポイントはなんと言っても素朴な白い小花です。
その自然な雰囲気の花が咲き出すと、まるで童話の世界のようです。

こちらの小道に敷き石はなく、そのまま踏んでいますが大丈夫です、枯れません。良く踏まれるところだけ背が低くなります。
難点は生育旺盛なので調整が大変なこと。簡単に切れればまだ良いのですが、茎が硬くて芝刈りバサミでジョキジョキ切ることができません。剪定バサミで少しずつ切ってゆくのでとても時間がかかります。
夏に切り戻すと秋にまた元気な葉が生えてくるので、剪定は春と夏の年2回が良いかもしれません。
夏に伸びすぎたので短く切り戻したら秋に新鮮な葉っぱが出てきました。剪定は冬と夏の2回すると程よい伸び具合を楽しめそうです。
花の美しさ ★★★
葉の美しさ ★★☆
雑草防止 ★★☆
踏圧性 ★★★
切りやすさ ★☆☆