機械が苦手な人でも大丈夫!ドライブレコーダーの使い方をゆっくり簡単な言葉で丁寧に解説します。
ドライブレコーダーというと機能が沢山あってなんだか難しく感じます。しかし、ドライブレコーダーの本来の目的は事故映像を撮るためのものです。
その必要最小限の機能を使うだけなら、そんなに複雑な操作方法を覚える必要はありません。
このブログ記事を読んでいただければ、最低限必要な操作方法を簡単に操作することができます。
今回は、十分な機能があり、かつ、操作も簡単ケンウッド のドライブレコーダーDRV-MR450を選んで解説します。
この記事を見て「私にも使えそう!」と思ったらぜひMR450を使って一緒にドライブレコーダーを使ってみましょう。
ドライブレコーダーで出来ること
ドライブレコーダーは走行時の画像をSDカードに記録します。
走っている映像を永遠に記録するわけではなく、ある程度記録すると、古いものから上書きされてしまいます。
そして、SDカードは消耗品なので、やがては消耗しきって壊れます。2-3年使える場合もあれば半年で壊れてしまうこともあります。
使用状況や頻度、SDカードの品質によって差が出ます。
SDカードに不具合があるとドライブレコーダーががフリーズしたり、録画できなくなったりします。そんなときは取り替え時期なので新しいSDカードを買いましょう。
お勧めはケンウッドから出ている高耐久のSDカードです。なるべく容量の多いものを選べば、上書きする頻度が減り長持ちします。
【準備】 1. 電源ケーブルを選ぶ
さて、ドライブレコーダーで出来ることが理解できたら次は準備です。
まずは、3種類ある電源ケーブルの中から一つ選びます。
1.シガー電源
シガーソケット(※)から電源を取るためのものです。良い点は、ドライブレコーダーを買うと付属しているので、余分な出費がありません。悪い点は配線が前面に出てきて見た目がカッコ悪いです。
※シガーソケットはタバコの火をつける場所だったところです。今は携帯の充電に使ったりします。
2.CA-DR250
配線を車の中に隠して電源を取る場合に使います。良い点は、配線を中に隠すので見た目がスッキリします。悪い点は、別途購入する必要があることです。(3000円くらい)
3.CA-DR350もしくはCA-DR150(CA-DR350の前のモデル)
駐車監視機能を使う場合にはこの電源ケーブルを使います。駐車機能は停車中に衝撃や物が動いたことを検知するときに録画が始まる機能です。詳しくは上級編でご説明します。
良い点は駐車監視ができること、配線を車の中に隠して電源を取れることです。悪い点は、別途5000円くらいで購入する必要があることと、使い方や仕組みが難しくて面倒くさいことです。
(補足)CA-DR350とCA-DR150の違い
CA-DR350はCA-DR150の後継機種です。違いはスイッチボックスと呼ばれる操作する部分が少し小さくなったことと、ケーブルに白い線(模様)が入ったことです。性能は同じです。
これらの電源ケーブルを購入した場合には、購入後1年間の保証があるので必ずレシートを残しておきましょう。
【準備】 2. 取り付け
準備ができたらドライブレコーダーと電源ケーブルを持ってカー用品店さんかディーラーに取り付けてもらってください。
付属のシガー電源の取り付けは単純なので自分でできるかもしれませんが、配線をきれいに隠すのに苦労するかもしれませんが、器用な人は挑戦してみてください。カメラの両面テープを剥がしてガラスに取り付け、線は車の枠にクイッとしまいこむだけです。
心配な方はプロにお願いしましょう。
【使う】 1. 設定
取り付けをしてもらったらいよいよ録画です。設定はいろいろありますが、最初は初期設定のままで大丈夫です。何も設定はせずに、そのままの状態で使いましょう。
慣れてきたら少しずつできることを増やしていきましょう。
エンジンをかけたら自動的にドライブレコーダーに電源が入り、録画を始めます。操作は必要ありません。
常時録画
エンジンをかけると勝手に録画が始まります、これが「常時録画」です。付属の16GBだと約30分程度の録画をし、古いものから上書きをします。直近の30分の録画だけが常に残っていることになります。※画質を落とせば最大443分まで記録することができます。
録画されていることの確認
録画していることは、ドライブレコーダー右下のランプで確認します。オレンジと緑の点滅をしていれば録画されています。
モニターが消えても大丈夫
設定によってはしばらく経つとモニターが消える場合がありますが、モニターが消えることと録画は関係がありません。モニターが消えても心配しないでください。設定については中級編でご説明予定です。
イベント録画
エンジンがかかっているときに衝撃を受けると、ドライブレコーダーが衝撃を検知して録画が始まります。これが「イベント録画」です。
録画時間は衝撃検知前5秒と検知後の15秒、合わせて20秒です。
そして、この録画は「常時録画フォルダ(※)」から切り抜かれて「イベント録画フォルダ」という特別のフォルダに記録されます。
常時録画として上書きされることはありませんが、「イベント録画フォルダ」もまた、古いものから上書きされてしまいます。大事な録画をしたときは電源を切ってSDカードを取り外し、大切に保管しましょう。
※フォルダとは、SDカード内にある記録の入れ物と考えてください。
SDカードの予備を準備しておく
大事な録画をした際にSDカードを抜いてしまうので、そのときの予備として別のSDカードを用意しておくと良いでしょう。ドライブレコーダーで使うSDカードは消耗が激しいので、なるべく耐久性に優れたものを選びます。
【使う】 2. 再生する
ドライブレコーダー本体で簡単に再生することができます。
SDカードが壊れたり、ドライブレコーダーの故障で録画できなくなる場合があります。ときどき再生して、録画がされていることを確認しましょう。
今回は準備から「撮る・見る」までをご説明しました。次回は覚えておくと便利な設定をご紹介します。「撮る、見る」に慣れた方は次のステップに進んでください。
DRV-MR450を選ぶ理由
1. SDカードフォーマット不要
ドライブレコーダーで使うSDカードは常に上書きが繰り返されるため、情報が乱雑になります。
なので、2週間に一度を目安にフォーマット(初期化)をしてキレイにする必要があります。
しかし、この機種はこの2週間に1度のフォーマットをしなくてもエラーが起きにくくなっています。
2週間に1度のフォーマット、簡単な作業ですがなかなか面倒なものです。この作業がないのはだいぶ楽です。
2. 前後カメラ
最近話題になることが多くなった「あおり運転」を録画するためには後方も写す必要があります。
そのほか視野も十分広く録画映像も明るく画質もHD画質で十分、最初の1台はこのMDV-MR450がおすすめです。
その他の機種のご紹介
DRV-MR740
少し前に出たタイプです。2週間に1回のSDカードフォーマットをする必要がありますが、機能はほとんど同じです。モニターは少し大きめです。
DRV-MR745
前述のDRV-MR740の後継機種です。リアガラスにスモークが貼ってある場合でも明るく見える機能が付きました。
DRV-C750
360度カメラです。外と室内の360度を写します。魚眼レンズのようになるので少し見づらいです。別売の後方カメラを買い足すことで死角がなくなります。
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