【心の治療日記】9.五回目の診察

心の治療日記

気分循環性障害の治療でクリニックに通い始めてもうすぐ2ヶ月になる。彼との関係の悪化のため、良くなるどころか気分はどんどん落ちている。

そして、とうとう彼と別れることになった今、気分は最悪だ。薬を増やしてもらったが、それも効いている気がしない。

薬が効かないと気分が鬱々とし、それを振り払うためにお酒を飲む。二日酔いという犠牲を払ってほんの束の間の楽しい気分を味わう。

それは、水中に潜り、限界がきて水面に上がったときに空気を吸ったような、そんな気分だ。しかし、自身の重みで再び水の底へと沈んでゆく。

診察

経過を報告した。

「彼と別れたことで、ときどき1人でいることの不安に襲われることがある。普段はほとんど鬱々とした気分、そこから逃れるためにお酒を飲むこともある。ときどき悲しくなり、感情を抑えきれず涙が出ることがある。作業に集中するのにとてもエネルギーが必要で、集中したとしても長く続かない。」

そんなことを一通り話したあと、その上でどうしたいのかを訊かれたので、お薬が欲しいと言った。

デパケンを少し増やすことになった。

薬はあくまでも一時的なことなので自分でいずれは解決していかなければならないと言われ、そのためにはどうすれば良いかと訊かれた。

私は執着を手放すことが必要だと答えた。

今回は彼に傷つけられたと言う執着、それ以外のときにも誰かに傷つけられたことへの執着、いつもそれを手放せずにいつまでもいつまでも苦しい思いを引きずり続ける。いったん執着してしまうと、とことんそれにこだわってしまう。

何か気分を変えられるような術はあるか訊かれたが「ない」と答えた。そんなことでは気分を変えられたくないと、意地が出てきてしまうのだ。

これは言わなかったが、もしも、そんなことで気分を変えてしまったら、傷つけられた自分が可哀想だ。

それではどうしたら気分が変わると思いますか?の質問には「誰かにチヤホヤして気分を変えて欲しいと思っています」と素直に答えた。

これも言わなかったが誰かとは恋人のことだ。自分で自分を大切にしたくはなくて、誰か恋人に自分のことを大切にして欲しいと言う思いがある。もちろん無理なことはわかっている。今までどれだけ望んでも叶わなかったのだから。

今回の診察では、頭ではわかっている「気持ちを変える」ということを心の底から思えることが必要であり、そのための練習をしなければならないと言う話で終わった。

処方箋

デパケン 400mg/1日

エビリファイ 4mg/1日

モサプリドクエン酸錠 10mg/1日

エビリファイ内服液(頓服)7回分

お会計

薬代 1520円

診察代 1430円

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