長かった残暑も終わり、やっと秋らしくなってきました。今回はぐるっと一周お庭を回ってみたいと思います。
ここには紫陽花を中心に低木を集めたエリアです。
紫陽花以外にはナンテン、ネコヤナギ 、ブルーベリーが植えてあり、宿根草は葉がきれいなツワブキ、コンボルブルス、そして、今の時期は秋明菊が咲き始めています。
秋明菊

秋明菊はこの土地にとても良く合っているようでこぼれ種で沢山増えます。こちらにある秋明菊も、こぼれ種で増えたものを移植しました。
9月の中旬からチラホラと咲き始め、10月13日の今日もツボミが沢山あるので、まだまだ咲きそうです。

紫陽花「アナベル」

奥にあるアナベルはすっかり茶色くなりました。この後、冬にはカサカサしたドライフラワーになります。
母は当初、この枯れたアナベルの姿を見て、なんで切らないのかと受け入れ難いようでした。しかし、庭がすっかり成長し、アナベルの枯れ姿を美しく演出できるようになった今では、きっと枯れ姿の美しさを理解してくれていることと思います。
人生が楽しいことばかりでないように、庭にも季節があります。
喜びの春、情熱の夏、愁いの秋、そして、悲しみの冬。
愁いの秋には秋らしく、しっぽりとするのが自然です。
そんな四季を感じさせてくれるのがアナベル、春にはライムグリーン、夏には純白、秋には茶色、冬には透明感のある金色に輝きます。
是非お庭にアナベルを植えてみてください。
オキザリス「ボーウィー」


私が「モモザリス」と呼んでいるこのオキザリス、ネットで調べたところ、どうやら「ボーウィー」という品種のようです。
この花は私が植えたのではなく、勝手に生えてきたものです。私は当初、このピンクがあまり好きではなく、一生懸命抜いていました。

しかし、抜いても抜いてもどこからともなく生えてきます。
今ではあきらめて、受け入れることにしました。
秋も深まりつつあるこの時期にピンクもどうかと思うのですが、これもご縁なので残しておくことにします。
エリゲロンの階段

エリゲロンはとても丈夫で可愛いお花なので、植えっぱなしガーデンでは是非取り入れたいお花の一つです。
この庭では階段の脇に植えて「エリゲロンの階段」にしています。
夏は少しお休みをしますが、春から晩秋まで小さな白とピンクの小花を咲かせ、メルヘンチックな印象を作ります。


この庭では、とりあえずの隙間を埋めるのに使っています。これを植えておくと雑草が生えてこないので重宝します。
抜くのも簡単なので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。