猛暑でも水やり不要!乾燥に強い夏の花

今年の夏は日照りが続き、水やりをしないこの庭では枯れ始める植物が出始めました。そんな植物を見ていてかつてテレビで見たベスチャトーガーデンを思い出しました。

ベスは荒地を美しいガーデンに変えた奇跡のガーデナーです。ベスの庭では肥料も水も撒きません。ある年日照りが続いたときにも決して水やりをしませんでした。乾燥に強い植物を見極めるためです。

私はそこまでのこだわりはないので、枯れそうな植物にはピンポイントで水やりをします。

しかし、何度も水やりが必要になる植物は場所を移したり、育てるのをやめるようにしています。環境に合わない植物を育てると、人も植物も疲れてしまうからです。

野の花は誰が水やりをするでもなく、雨の水だけで育ちます。なのに庭の花となると水やりをするのは何故でしょうか。それは、庭の環境に合わない花を植えているからです。

その庭の環境に合った花を植えれば、水やりは不要、植物は雨の水だけで育つことができるのです。

それでは、真夏でも水やり不要、この夏日照りに負けなかった乾燥に強いこの庭の花たちをご紹介します。

《ヘメロカリス》Hemerocallis

黄色いヘメロカリスとエリゲロン
ヘメロカリス

ヘメロカリスは6月頃から8月ごろまで花を咲かせます。いろんな色があるのですが、この庭では霧ヶ峰の日光黄菅の草原をイメージして黄色を選びました。

長野県にある霧ヶ峰では夏になると広大な草原に沢山のニッコウキスゲが咲き誇ります。その大自然のイメージをこの庭の小さなメドウエリアで楽しんでいます。

花は1日しか咲きませんが、次々と花を咲かせるので、常に咲いているように感じます。

アサギリソウとの組み合わせが好きで隣に植えています。ヘメロカリスの長細く緑色の葉と朝霧草のフワフワとした銀色の葉がお互いを引き立て合います。

唯一の難点はアブラムシが沢山付くこと。この庭では毎年梅雨の時期に白いアブラムシがびっしりとつきます。

しかし、8月になるとアブラムシ は一匹もいなくなっていました。暑さで干からびてしまったのかもしれません。

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ヘメロカリスの特徴

開花期:6月から8月

好きな場所:日当たり乾燥

冬の状態:枯れてなくなる

短所:アブラムシが付く

長所 :てんとう虫が来る

《ルドベキア》Rudbeckia triloba “Takao”

ルドベキア・トリロバ”タカオ”
ルドベキア・トリロバ”タカオ”

このルドベキアトリロバ”タカオ”花が小さいタイプのルドベキア です。北アメリカ原産の植物でとても乾燥に強く丈夫な植物です。

夏に咲く黄色い花もキレイですが、花が終わった後に残る黒い芯も楽しみます。この黒い芯と、枯れ葉色の植物が秋の風情を作り出します。

ルドベキアは一つの株はあまり長生きしないそうです。最近ルドベキアの元気がなくなったと思っていたのは寿命だったからだと気づきました。

こぼれ種でよく芽が出るので、見つけたら大切に育てようと思います。

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ルドベキアの特徴

開花期:7月から9月

好きな場所:日当たり

冬の状態:枯れてなくなる

長所 : 猛暑に強い

短所 : 一つの株は長生きしない

《ヤグルマギク》Centaurea cyanus

紫色のヤグルマギク 一輪
ヤグルマギク

開花期は4月ごろから7月までとありますが、この庭では6月ごろから咲き始め、8月下旬の今でも花が咲いています。

薄紫色の花が草原の雰囲気にとてもよく似合うのでメドウエリアに植え替えました。植え替える前は桜の木の下で育っていたので、明るい日陰でも育つようです。

先端に丸く付くツボミ、花が終わった後にできる丸っこい種の集まりも可愛いので花と一緒に鑑賞します。

ヤグルマギク のツボミと種
ヤグルマギク のツボミと種

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見出し

開花期:4月から7月

好きな場所:日当たり乾燥

冬の状態:枯れてなくなる

長所 : ツボミから種まで可愛い

《レウコフィルム》Leucophyllum frutescens

レウコフィルムのピンクの花
レウコフィルム

夏から秋にかけて不定期に何度か咲き、1週間くらで散ってしまいます。花がない時期は美しいシルバーリーフが庭を彩ります。

最初は小さな鉢植えを買ったのですが、地植えでこんなに大きく育ちました。今年で10年目くらいですが、これ以上は大きくならないようです。1.5mくらいかな?

エレモフィラ の全体
レウコフィルムの樹形

枝がいろんな方向に伸びて邪魔になるので時々枝の根元から切っています。

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レウコフィルム の特徴

開花期:夏から秋

好きな場所:日当たり乾燥

冬の状態:冬も葉がある

長所 :好きな形に剪定できる

《サルスベリ》agerstroemia indica

ピンクのサルスベリの花
サルスベリ

サルスベリはとても丈夫で乾燥に強い木です。本来は10mにもなる大木ですが、剪定が効くため、小さな庭でも楽しむことができます。

この庭では毎年、春の芽が動く前に切り戻し、新しく伸びる枝の先に花がつくのを楽しんでいます。

この方法は「コピシング」という剪定方法です。このコピシング、本当は意図してやったわけでわありません。当初、この木をなくそうと切っていたのですが何度切っても生えてきます。

諦めて切るのをやめた年、枝先にとても綺麗に花が咲きました。その花を見てから毎年コピシングするようになりました。

コピシングとは春に地際からから2〜3芽残して切る剪定方法です。先っぽを切られた木は残された芽から勢いよく枝を伸ばします。その性質を利用し、毎年短く切って新しい枝を出させ、その枝を鑑賞します。サルスベリや紫陽花”アナベル”の様に先端につける花を楽しめる木もあります。

満開のサルスベリとパンパスグラスの穂
サルスベリとパンパスグラス

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サルスベリの特徴

好きな場所:日当たり乾燥

開花期:8月

冬の状態:葉が枯れる

長所 : 満開がゴージャス

花を追わない緑のガーデンはいかがでしょう?

色とりどりの花も綺麗ですが、夏は葉を中心とした緑の空間も良いものです。

この庭の低木ガーデンは夏、アナベルのライムグリーンやふ入りのツワブキやネコヤナギの枝、風に葉が揺れて涼しげな南天などの緑色で覆われます。

低木を集めたガーデン、少し枯れたアナベル、ツワブキ、ナンテンなど
低木ガーデン「真夏」

次の夏は思い切って花を追わない緑の空間を作ってみてはいかがでしょうか。。。気になるお花や低木があったら是非楽天市場で探してみてください。

楽天市場なら沢山のお店が出店しているのできっと探している花苗が見つかるはず!

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荒地を美しいガーデンへと変えたベスチャトー。ベスは、植物の特性を見極め、その植物にあった場所に植えれば水やりも肥料も不要だと言います。この本は、そんな奇跡の庭を美しい写真で眺めることができます。ガーデンの植栽のヒントや植物選びのヒントになる一冊です。


ベス・チャトー奇跡の庭―英国・グラベルガーデンの四季便り

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